リバプールの守備陣の弱さに現在注目が集まっている。ドイツ人監督のユルゲンは、その穴を埋められると自信を持っている。

クロップ監督のこれまでの監督としての経歴は、2015年10月にリバプールに入団するまで2つのクラブに限られている。両クラブでの彼の守備成績を評価してみよう。

マインツ05（2001 - 2008）
彼がキャリアを通じてプレーしたクラブで、これが彼の最初の監督職となった。彼はクラブ史上初のブンデスリーガ昇格を監督したが、2007年には降格も経験した。ブンデスリーガでの3年間で、チームは中位以上の成績を収めることができず、これはクロップのゾーン4人守備を基本としたボールのないところでの攻撃的なアプローチが、トップクラスのサッカーには適していなかったことを示唆している。

クロップ監督のマインツでの成績：109勝、78引き分け、83敗（ほとんどがブンデスリーガ）
守備評価: 不十分 (改善の余地あり)

ボルシア・ドルトムント（2008年 - 2015年）
平凡なチームから、2012年に国内2冠、2013年にチャンピオンズリーグ決勝に進出するなど、クロップ監督の指揮下で成し遂げた他の功績はどれも夢のようだった。しかし、リバプールに移籍する前の最後のシーズンは、別の物語を語っている。ハイテンポのプレッシングゲームでは、素早いボールのターンオーバーで守備が手薄になることが多く、1対1や2対2の状況で多くの失点を喫した。リバプールファンにとって最も心配なのは、長年このスタイルのサッカーをしてきたにもかかわらず、ユルゲン・クロップ監督がそれを変える気も能力もないようだったことだ。

この戦術的アプローチは、リバプールの守備問題の根本的な原因でもあるようだ。ユルゲンの解決策は、フィットネス、攻撃性、姿勢、つまり相手よりも激しくプレッシャーをかけること（クロップ監督は「ファイティング・フットボール」と呼んでいる）、つまり最初に攻撃（そして得点）することだ。
おそらくリバプールのファンにとって最も懸念されるのは、ブンデスリーガのクラブがボルシア・ドルトムントとの対戦方法を編み出すのに8年かかったのに対し、プレミアリーグのチームは2年もかからなかったということだ。

しかし、リバプールが反対側でゴールを決め続け（そして勝ち続け）る限り、誰が気にするだろうか？

ボルシア・ドルトルムントでのクロップの成績：179勝、69引き分け、70敗
守備評価: 非常に良い (最終シーズンまで)

（CNN）